ギークな外科医のブログ

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Mazda e-TPVに思うこと

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先日も記事にしたMazdaのeTPV

何度も言うようにMazdaのpure EVの実証車両です。

 

Youtubeでもいくつも試乗動画が上がってだいたいは視聴したので思うことを何点か、、

 

 

1. EVとしての操縦性能はおそらくトップクラス

Mazdaがここ数年行っている人馬一体は、まさにEVでこそ実現される。

それは、EVだからこそ行える迅速で緻密な車両制御で実現される。たとえばGベクタリングコントロール(GVC)は、コーナリングの入り始めにトルクを落として前輪(操舵輪)に荷重をかけて曲がりやすくし、コーナーから抜ける際には逆にトルクを強めて、荷重を後輪にかけて操舵を戻しやすくする制御だ。これは、内燃機関では、どうしても制御にタイムラグが出てしまうところを、EVでは1msレベルのタイムラグでコントロールできるようになった。

さらに、バッテリーパックのおかげで重量バランスも低重心化されて、シャシー構造も強化されるため、さらに乗り心地がよくなる。

やはりMazdaこそ電動化すべきだと思っていただが、本当にそうだ。

 

2. あえてのモーター音追加について

基本的にEVは静かだ、トヨタのハイブリッドだってEVモードの時は殆ど音がしない、リーフやにテスラも同じである。耳を覚ましたり、踏み込んだりすれば、それなりにモーター音が聞こえるが、ロードノイズのほうが遥かに大きいのが常である。

Mazdaはここに、あえて人工的に生成したモーター音を加えてきた。どうやらアクセルの踏み込み量に応じて通常のモーター音より大きい音を追加するようだ。Mazda曰く、アクセルのコントロール量についてドライバーに体感的に伝えるためとのこと。

たしかに、一般的な内燃機関を運転してる時はエンジンの音を聞いてある程度回転数が予測できるものだ。

しかし、どうだろうか、この機能。基本的にはオンオフ切り替えが出来ないと不評を買うことになりそうな気がする。やはりEVには圧倒的な静粛性を求める顧客が必ずいるからだ。

たとえば、ここからさらに詰めるのだろうが、願わくば、踏み込んで加速している時だけ音が鳴り、巡航に達したら音が自然に消えるようなシステムが望ましいどう思う。

さらに言うと、高速巡航中はロードノイズノイズキャンセリングしてくれたら1番良いと思う。

Boseのスピーカーを入れるくらいなら、どうせなら、ノイズキャンセリングシステムを入れたほうが良い。EVは静かゆえ、ロードノイズが目立つ、それを消して欲しいのだ。そして、踏み込んだ時やモーターブレーキをかけた時だけ、キュイーンとした不快でない音が流れるくらいがベストでは、と思ってしまう。

 

3. パワートレーンについて

日本での発売は、顧客受けを考えると、バッテリー容量は30kWh以下にして、エンジンの出力を上げてPHEVにしないとしばらくは売れないだろう。やはりまだまだ日本ではpureなBEVを受け入れる土壌が出来ていない。ドラスティックな変化を嫌う国民性も相まって未だにガソリンを崇拝する層も多い。

 

エンジン出力とバッテリー容量のバランス次第でPHEV〜レンジエクステンダーEVまで対応できるはずなので。攻めたことは最初はしないほうが良いだろう。